週刊水曜日[Hatena Blog]

ブログのタイトルは「週間」ではなくて「週刊」なの。

広島東洋カープ球団と中国新聞社について思うこと

私は“広島県に住む市民”ではありますが“広島東洋カープ”のファンというわけでもなく、また他のプロ野球チームのファンでもありません。
中国新聞”については読ませてもらっており、中国新聞社がブログをするというので、時々この『わいわい討論』を覗かしてもらいました。
ブログ担当者さんが“カープ再建”としてテーマを設定しているので、私がこれから書くことは外れていると思います。
そう判断されたのならバッサリと“違う”ということで削除されても構いません。

ます、市民球団について
>「市民球団」とは、企業でなく一般の人々が支える球団、という意味です。
↑と私もそう思っています。
>「カープ市民球団なのか」という議論とは別の問題
↑は確かに別かもしれませんが、無関係ではなくて密接な関連があるのではないでしょうか?

広島東洋カープ球団自身の情報の開示・発信が少なく、劣っているのではないでしょうか?
まず、公式webサイトを見て不思議に思うのは、歴史についての記述が無いことです。

中国新聞社にしても、トップのページからは非常に見つけにくいところにありますが、
中国新聞社の歩み
http://www.chugoku-np.co.jp/prf/ayumi/index.html
と一応、沿革については簡単にではあるけれど自ら書いていらっしゃいます。

2004年と2005年だけの情報しかないというのは『短期的にしか見ていない』『歴史を軽視している』と思われても仕方がないと思います。
歴史にはその立場によって意見の違いがある問題ですので、公式な物が書けないというのならば、広島東洋カープ球団について紹介したweb
http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/50y/index.html
↑を紹介するとか出来ないのでしょうか?

また、2005年10月25日ごろの“広島東洋カープ球団買収の動き(噂)”の報道についても、一部マスコミに取り上げられているだけで、公式webのプレスボックスでは、否定のコメントは出ていません。
中国新聞などの一部マスコミに不快感を喋るだけでなく、松田元オーナー自らが考えを書いて発表すべきことではないのでしょうか?
結局の所、読売新聞社読売巨人軍関係者と松田元オーナー・中国新聞社との連携による不透明な情報戦の動きにしか私には思えませんでした。

経営についても、広島東洋カープ球団は会社概要のような物は“施設案内”で代用できると考えているのでしょうね。
自らを“公共財”“市民球団”と考えているのならば、やましくないのであれば、自ら率先して株主構成・職員構成・財務状況の概略などを株式上場企業なみに開示公表すべきではないのでしょうか?
>■ 新球場 知恵と資金出す ■  松田オーナーに聞く
http://www.chugoku-np.co.jp/baseballdome/go041212a.html
という記事があります。情報開示についての要望については他の記事でも折に触れ書かれています。
ところで、実際公表されたのでしょうか?検討の結果、公表しないことにしたのでしょうか?
市民がないがしろにされていたら、この件について考えるのは私はバカらしく思えます。

次に、広島東洋カープ球団と中国新聞社の関わりについてです。
報道機関として、地元地域にある広島東洋カープ球団の動きを伝えるという役割は果たされていると私は思っていますが、その関わりについての姿勢を今一度、確認したく思います。
確か、中国新聞の販売店網で広島東洋カープの試合入場券を販売していたと思います。ということで利害関係がありますよね。また、創設時に出資された関係から今も広島東洋カープ球団の株式をわずかでも所有しているのではないかと思っています。どうなのでしょうか?
この問いは、利害関係や株式所有を否定するものではなく、この項に冒頭に書いたように中国新聞社と広島東洋カープ球団の関わりの現状と今後どのように考えているのかを知りたいと思ったからです。

今回の投稿のまとめとして“カープ再建”はたいへん結構ですが、カープファン以外のチームを応援する方の意見も書きやすい場であることを望みます。
興行としてビジターチームを応援しに来る観客も収入源としては大事ではないのでしょうか?
よく、野村選手の引退試合となったカープの今季最終戦の画像を取り上げたり、カープの観客動員が増えたという一面だけをとらえた記事を見ますが、セリーグ優勝直前のタイガースファンで一杯になった広島市民球場を映すニュースの印象が私には強く残っています。

これから公共事業として野球場が建設されるのだからと納税者としての観点で書かせていただきました。

初出:中国新聞「わいわい討論」 2005-11-24 へのコメント (2005-11-26 13:27)

#2005年12月2日の時点で中国新聞社からは黙殺されています。削除されないだけマシかな? でも、ここに書くことによって削除される口実になるかも?
#2005年12月3日、誤字修正。誤変換を発見、恥ずかしいです。

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