週刊水曜日[Hatena Blog]

ブログのタイトルは「週間」ではなくて「週刊」なの。

「サイト拡充 新聞の反撃」とは名ばかりの現状『新聞没落』その後

ブログ担当者さん、大事なかったようで良かったですね。
過酷な新聞記者生活では節制するのも大変だと思います。
私も節制しなければ…と思うものの、なかなか上手くいきません。

さて、
2007年10月10日付中国新聞朝刊【内政・総合】面に
「メディア2007 サイト拡充 新聞の反撃」という署名がないことから共同通信の配信と思われる記事が掲載されていました。
“詳しくは紙面をお読みください。”
と言うことなんでしょうけどね。
新聞業界なら誰でも知っている事だったらしい、
週刊ダイヤモンド 07年9月22日号』にて書かれた、
合従連衡策(中国新聞「朝刊探索」の[2007-10-01][2007-10-02]に書かれています)が具体化されるにあたり、
共同通信を筆頭とする53社連合“47NEWS(よんななニュース)”はネット企業や大手新聞なんかに負けないぞ!』という決意表明みたいな内容でした。
[isologue(イソログ)- by 磯崎哲也事務所」
日経・朝日・読売が業務提携(新聞社の事業構造改革(5))
http://www.tez.com/blog/archives/001006.html
磯崎哲也 先生が触れている独禁法的観点からの指摘とは違って、メディアという観点のみなのがズレていますけど。

ところで、対象読者は、“52社の新聞購読者のみ”に向けて書かれたものなんでしょうか?

47NEWS(よんななニュース)”で“サイト拡充 新聞の反撃”をキーワードにして検索したのですが
>該当する記事は見つかりませんでした。
>キーワードを変更の上、再検索してください。
ってお返事でした。

私みたいに中国新聞朝刊を読んでネットにも接続する人ならば“へー、お手並み拝見”、ネットに接続しない層にも“ネットってなんですか?”と思われても記事は届きます。
だけど、“決意表明”を伝えたいのはネットに接続はしているけれど、52社の新聞購読はしていない層なのでは?
47NEWS(よんななニュース)”の53社連合は“47NEWS(よんななニュース)”に誘導したい人へはどうやって伝えるのか?
ブログ担当者さんは、この問題どう考えますか?

こんなところが、まさに新聞の傲慢さで『新聞没落』じゃないかな? なんて、私は思ってしまうのですけどね。
ここで、書くのも筋違いな気もするけれど…。
初出:中国新聞「朝刊探索」2007-10-10 へのコメント (2007-10-12 07:08)

2007年10月10日付、地方紙中国新聞朝刊【内政・総合】面に 「メディア2007 サイト拡充 新聞の反撃」という署名がないことから共同通信の配信と思われる記事が掲載されていました。
内容は『日経・朝日・読売の業務提携に対して、共同通信を筆頭とする53社連合は“47NEWS(よんななニュース)”で対抗する』という内容でした。

本来なら、この記事の出典URLを掲載するところですが、“47NEWS(よんななニュース)”上には公開されていないという不可解な現状です。
疑問に思ったので地方紙のブログ中国新聞「朝刊探索」2007-10-10にコメントで問いかけてみました。

ネタにさせていただきましたので、報告させていただきます。
初出:[isologue(イソログ)- by 磯崎哲也事務所」
日経・朝日・読売が業務提携(新聞社の事業構造改革(5)) へのコメント ( October 12, 2007 | 10:09 PM )
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