週刊水曜日[Hatena Blog]

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共同通信 宮崎支局長 上野敏彦 さんによる東国原知事“辞職勧告”コラム

中国新聞(The Chugoku Shimbun)2009年7月17日付朝刊の〝核心・評論〟というコラムが掲載されていました。
どこかで読んだ事あるなぁ〜? と思ったら、共同通信のベテランジャーナリスト 上野敏彦(うえの・としひこ) 宮崎支局長の署名記事でした。

自民党総務会で古賀誠選対委員長の責任が追及され、同氏は辞意を表明した。

のに対し、東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)宮崎県知事は、

型通りの陳謝では理解は得られないだろう。

〝辞職しないのはおかしい〟とし、県庁内の匿名の中堅幹部の発言を紹介し、続いてブログ「そのまんま日記」に書かれた事項について「デマゴーグ」「検証・東国原県政」への批判、「批判的な県議の声」への反論を取り上げた後、

今回の衆院選出馬問題で取材熱心な女性記者を7日の記者会見でストーカー呼ばわりしたが、県政にまつわる取材については腹が立っても誠実に対応し知事としての度量を見せたらどうか。

と、記事を展開。

知事ブログには反論を書き込むことができないため、一度書かれた情報は瞬時に全国へ広がる。

と批判。

啓発書を出すくらいなら知事の品格を忘れないよう行動してほしい。

上野敏彦さんは結論づけています。

宮崎日日新聞は購読していないし、マックス・ウェーバーの著作を読んだ事がないので、こぢんまりとツッコミを入れます。

まず、批判されないといけないのは…

×「比例代表の票の上積みが出来ればいい」と浅はかな考えで、国政への出馬を持ちかけた、自民党古賀誠選対委員長でしょ? 責任を追及されるのは当然なのですが、古賀誠氏は自民党内の役職に過ぎない〝選対委員長〟の辞意を表明しただけで、公職である衆議院議員の辞職ではありません。公職である“宮崎県知事”と自民党内の役職である〝選対委員長〟は、上野敏彦さんにとっては同等なんでしょうね。

× マスメディアを利用しておいて、知事のブログでマスメディアに反論するのはおかしい?
現に、変則的に、マスメディアである新聞紙面を使って、知事のブログ「そのまんま日記」を、コラム〝核心・評論〟でこうして批判しているし、共同通信をバックにして広島に住む私に記事で批判を広げているではないですか?

知事ブログには反論を書き込むことができない

ことを批判していますが、共同通信および47NEWS(よんななニュース)では、この〝核心・評論〟コラムをWEBに掲載していることを確認できていません。〝詳しくは紙面で〟主義です。
気持ち悪さを共同通信に伝えられるのはメールアドレスのみ。上野敏彦さんも反論を受け付けるように設定してブログを書いてみたらいかがでしょうか?


東国原知事がアンフェアというのなら、上野敏彦さんもアンフェアに思えます。
マスメディアは、共同通信は、全く間違える事がないのでしょうか?
私は〝共同通信の品格を忘れないような記事を書いてほしい〟と思っていますので、私は、自分のブログである[週刊水曜日]に、こうして変だと感じた事を書きます。

断片的に、東国原知事のことをマスメディアのフィルターを通して見るのと知事のブログ「そのまんま日記」を見ることしか出来ないので、公正な判断とは言えないでしょうけれど、約1年6か月前と同じ、知事のブログ批判というのは…〝ぶれていない〟というのか、同じネタを使い回すのか? そんなことを思いました。
中国新聞(The Chugoku Shimbun)新聞紙面も、東国原知事の国政断念は画像付で、古賀誠氏の弁解はベタ記事に近い扱い、と差が付くのも、これがマスメディアの逆風ってやつなんでしょうかね。

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報告・総括(2009-07-16)
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