広島市の“広島駅南口広場再整備案”を自分なりに考えてみた

2013年8月21日に開催された「広島駅南口広場再整備に係る地元説明会」での広島市道路交通局の説明を聴いて、中国新聞(The Chugoku Shimbun) 2013年8月23日付朝刊加納亜弥記者の署名記事による報道を見て、自分なりに考えてみました。

〝もし、駅前大橋線へ移設された場合に廃止される「猿猴橋町」「的場町」「段原一丁目」の3電停の利用者は1日当たり計3900人〟という情報は、説明会の資料には見当たらないので、記者が市の担当者から取材したのかもしれません。
それから、広島駅南口広場再整備に係る基本方針検討委員会にて開示されていると聞いた、広島駅南口利用者のアンケートを捜したのですが、【資料（３／６）】にありました。

平成22年9月9日（木）晴れに、JR西日本降車客を中心とした広島駅南口広場利用者を対象に3000枚を配布して、回収数：817枚（回収率：27パーセント）

PDFを一括ダウンロードさせないように分割していたり、このアンケート資料で、地域住民を説得しようと考えているのが、広島市クオリティのようです。

閑話休題(かんわきゅうだい)、私が思うに市は現行路線の沿線・地域住民のみなさんに駅前大橋線に移設した場合、〝利便性が現状より良くなります〟…までは、無理でも〝現状と同じレベルになります〟という説明をしないと納得してもらえないと考えます。

駅前大橋線高架案で地域住民のみなさんにもアピールするポイントは、路面電車を2階に上げることは立体交差ですから、猿猴橋町での路面電車の渋滞はなくなります。路線バス・自動車の交通も渋滞の緩和が期待できます。と、私でも一晩考えれば思いつくのに、なんで道路交通局は説明会で押し出さなかったのか? 不思議です。稲荷町では渋滞が発生するかもしれませんが…。
次に広島市の事業では無いから言えなかったのかもしれませんが、JR西日本は駅前大橋線が決まれば、駅ビル（ひろしま駅ビルASSE）を改築しても良いという意向を表明しています。広島駅前再開発事業＋駅ビルの改築によって集客力が向上し、回遊してもらえれば〝地域が沈む〟ばかりではないと思うのですが、いかがでしょうか?
3つめ、路面電車が不便になるのなら廃線敷も活用し路線バスで便利になれば良いんです。循環バスの他に既存のバス路線の一部でも猿猴橋町・的場町経由にし、段原方面へのバス路線も含め、乗換が発生した場合も運賃は路面電車と同額となるよう設定するようにバス事業者にお願いする。PASPYの普及により、敬老パス的なICカード乗車券・補助制度も不可能では無いと思います。

これで、納得してもらえるか分かりませんが批判して代案を出さないのは良くないと思うので、備忘録として。

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雑記帳@F-Page広島: 広電・駅前大橋線は広島駅南口・地下案で決定!??
T.Kaze さん、おはようございます。

2013年8月21日の広島市道路交通局の説明会の内容を、今後開催されるであろう、的場町・段原一丁目周辺地域向けの説明会でも、何の反省もなしに繰り返すようならば、事業主体である広島市による、反対よりの沿線地域住民への説得は失敗となるでしょう。説明会にやって来た住民の皆さんが「広島駅南口広場再整備に係る基本方針検討委員会」の使い勝手が悪いWEBで開示している内容を熟知して参加している前提だったのでしょうか? 松井一実市長の“やる気”は後退しているのかもしれない。と推測する事態となっています。

次回も傍聴できれば、広島市道路交通局の手腕が分かると思っていますけれど、私が参加できるかどうか未定なもので…、心配です。
初出：広電・駅前大橋線は広島駅南口・地下案で決定!??へのコメント 2013.09.05 08:51