中国新聞 2013年9月8日 付 朝刊 馬場洋太 記者の署名記事によると〝広島市交通科学館の屋外広場に展示されている被爆電車「654号車」が風雨にさらされ傷んでいる。2006年から指定管理者の「広島高速交通」が小規模な補修を担当していた。寄贈者の広島電鉄の助言により屋根設置のため支柱の基礎を用意しているが、広島市は「屋根は最後の手段に近い」と設置を選択肢に入れていない。文化財担当課は、「劣化するのは普通のことだ症状は重くない」とし、広島市交通科学館の館長は「屋根はあった方が良い」。広島電鉄電車カンパニーの藤元秀樹プレジデントは「普段から手をかけていれば屋根が無くても良いが、かなり痛みが進んでいる。」と話す〟と報道されています。
T.Kaze さんがブログで指摘していた広島電鉄650形電車 654号車の車両の傷みについて中国新聞が取り上げ、車体の塗り直しは決まったようですが、屋根の設置は見送られるようです。
- 広島電鉄650形電車 651号車・652号車・653号車
2012年11月23日“広島電鉄電車開業100周年記念祭”にて撮影。
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- 被爆電車654号の屋根はいつになるのか!?
中国新聞 2013年9月8日付 朝刊の報道によると屋根の設置については、広島市交通科学館の館長や寄贈者の広島電鉄電車カンパニーは屋根の設置を要望しているけれど、広島市・文化財担当課長などが(屋根の設置は)選択肢にないと読めるので、いつの頃からか広島市自体が、予算を付けないようにしたようですね。
たちまち、広島市は車体の塗り直しをするようですが…、広島市の対応は被爆電車を粗末に扱っているようで残念です。
初出:被爆電車654号の屋根はいつになるのか!?へのコメント 2013.09.08 16:35
- 中国新聞
- 被爆電車654号 風雨で傷み 広島市交通科学館に展示
- 野外展示で傷み進む被爆電車(ウェブ魚拓)