週刊水曜日[Hatena Blog]

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民事再生法による再建をめざす“九十九電機”の事業譲渡先が決まる…

2008年10月30日の九十九電機が東京地裁へ民事再生法の適用を申請した時点から関連記事にしてきたように、TSUKUMO(ツクモ)を地方から見守ってきたわけですが、47NEWS(よんななニュース)共同通信の配信記事以外でも伝えられているように、TSUKUMO(ツクモ)のスポンサーはヤマダ電機証券コード:9831)で決まったようです。

2008年11月2日の九十九電機の民事再生法の適用申請は“業態故の話なのか”?で、考察したように私はエディオン証券コード:2730)に期待していました。エディオングループにも事情はあるのでしょう。

家電量販業界で余力のあったヤマダ電機がスポンサーになる事はマクロ的に見れば(うなず)けるところなのですが、ミクロ的な利用者(ユーザー)としては果たしてどうなのか…。

〝私のこの先を見通す、この目の中には、決して順調ではない可能性がある。〟と未来を見通す力では、福田前総理大臣より劣る私としては

過去のパフォーマンスは、将来における結果を示唆するものではありません。
でも、あるのですが、振り返って考えるしかないのです。

過去、フロンティア神代がヤマダ電機グループ入りし関連会社の子会社化…、テックランド広島中央本店からの自作向けPCパーツからの事実上の撤退…、テックランド広島八木生活&ホビー館の閉店…。

巨大になったが為、小回りがきかなくなったヤマダ電機に、生鮮品(せいせんひん)に近いPCパーツという商品を、機動的に販売するという事が出来るとは思えないんですよね。だったら、ある程度の独立性をヤマダ電機首脳陣が九十九電機のバイヤーに与えないといかせないのですが、首脳陣にその度量があるとも思えません。シナジー効果が生み出せなければ、不採算部門は閉鎖・撤退するのがヤマダ電機ですから、eMachinesGateway ブランドの販売権だけをヤマダ電機本体が引き取ってTSUKUMO(ツクモ)というブランドが消えてしまうという事も想像できてしまいます。

悲観的な想像をしてしまいましたが、引き続きTSUKUMO(ツクモ)については、地方から見守っていきます。

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ヤマダ電機 プレスリリース
九十九電機株式会社の事業譲受に関する基本合意書締結のお知らせ(PDF形式)
九十九電機 プレスリリース
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47NEWS
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GIGAZINE(ギガジン)
九十九電機、ヤマダ電機に事業を譲渡することで合意
DependSpace備忘録
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ボーナス商戦が終わって年を越せたツクモ(九十九電機)ですが、ニュースリリースによればスポンサーにはヤマダ電機(証券コード:9831)で決まったようです。
で、自分のブログにエントリーしてみたのですが、利用者サイドなコメントになってしまいました。
初出:ツクモが営業中断、商品在庫をトラックで回収へのコメント 2009-01-07 11:15