中国新聞 2009年1月31日朝刊 1面に
鞆架橋「国民同意が必要」
国交相 反対派と対話促す
という見出しが付けられた、広島県福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画について、金子一義 国土交通大臣が、1月30日の閣議後会見での発言を元にした記事が掲載されていました。
鞆架橋計画については、私がいる広島市とは遠く離れた福山市の話で、以前、訪れたことがありますが、ずーっと揉めている問題ぐらいの認識です。そんな私が述べる資格は無いのかもしれません、けれど。
古くからの町並みで道が狭いことは確かで不便だと私も思いますが、わざわざ港を埋め立てるのも風情が台無しなるのではとも思います。福山市長の羽田皓さんが『地元住民の大多数の方が望んでいる』と主張するように、実際に生活している住民の方々は計画に賛成する人が多いようです。ただ、反対される方は、国際記念物遺跡会議(イコモス)の計画撤回を求める勧告が二度にわたり採択された事を追い風に〝全国から10万人もの反対署名を集める〟などの活動をされていて、両者歩み寄る気配は無いみたいです。
共同通信の1月10〜11日に実施した世論調査によると、総額2兆円の定額給付金などを盛り込んだ第2次補正予算案を国会に提出したことを“評価する”23.7％の人たちの声に耳を傾け、“評価しない”70.5％の意見に耳を貸さなかった政府ですから、少数意見でも大いに尊重しなければ、政府としてはバランスがとれませんよね。
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