林譲治さんの「太平洋戦争のロジスティクス」を読み終わりました。
「興国の盾シリーズ」からの展開ということで校正に不安があったのですが、私は気づかなかったので娯楽小説とは気合いの入れ方が違うようで安心しました。
どんなに画期的とか高性能な兵器でもそれを動かすためのロジスティクスがなければ機能しない。
私でも認識していることではあるものの、世間では戦闘機や戦艦といった兵器と比べれば陽の当たらない分野を概説としてまとめられています。
自動車の写真よりも貨車の写真が多く掲載されているのもどれだけ資料が残っているかの差なのかな? と推測します。
戦中は補給の重要性はわかってはいるようですが、それを実行するための体制・運用はマレー作戦では行えたが、インパール作戦では行われず失敗に終わる。
「総力戦」とは言葉だけだった歴史を振り返ることになりました。
- 作者: 林譲治
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: 単行本
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