週刊水曜日[Hatena Blog]

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Windows95/98版ソフト『Kanon』の感想

1999年6月19日にソフマップ広島店で“Kanon 初回限定版”を7080円(消費税別)で購入しました。
他店で6780円で販売されていたのですが、それは“18歳以上対象版(?)”(全年齢対象版が発売されましたから)でした。

インストールしても、スタートメニューには登録されなくて、CD-ROMのautorun機能で起動するようになっています。どっちみちCD-ROMチェックを入れるのだからスタートメニューに項目が増えるのを防ぐためでしょうか?
このゲームにはCharacter(キャラクター) Voice(ヴォイス)はありません。

とりあえず、初回プレイでは唐突に初期画面に戻りました。つまり、ダメな場合は ちゃんとしたエンディングにはならないのです。もの悲しくなってしまいました。それで意味も無く悲しくなるのも嫌なので、邪道ですが攻略法を探してPlayすることにしました。

それなりにシナリオにボリュームがあるのは良いのですが、バッドな場合の処理がなんか心が欠けてしまうと言うか…。
まぎれもなく「ONE〜輝く季節へ」の後継者ですね。
それではエンディングを見た順番で書きます。

  1. 名雪ちゃんエンディング。幼馴染み属性の有る私ですけどあまり来ませんでした。
  2. 真琴ちゃんエンディング。アルジャーノンに花束をなシナリオで泣いてしまいました。
  3. 栞ちゃんエンディング。切ないシナリオの中にパロディしているセリフに「プッふ」と笑えたりして。
    このPlay中に部屋のエアコンを除湿運転させていたので、ゲームの状況と同じように寒くなりました。
  4. あゆちゃんのシナリオで私の心はもう“グヮシグヮシ鷲掴み?”予想以上に難航しました。最初はかったるかったのですが、後半、シナリオの作り込みが効いてきて、ある程度方向性が途中で見えてきたのだけれども、このPlayしたゲームとこの日に見た映画との相乗効果が発揮され、“涙流れぇ”の“鼻水止まらねぇ”状態におちいりました。私には物凄く、来てしまいました。
  5. 舞さんのエンディングを見ました。あゆちゃんで盛り上がっちゃいましたから、ちょっとそこまでの盛り上がりはなかったです。これももの悲しいシナリオですね。
  6. そして隠れた人とのエンディングを見ました。順番としては舞さん→隠れた人でしたが、後で思えば、隠れな人→舞さんの方がシナリオとしては良いように思います。隠れているからって最後とは限らない方が良かったと思うのですけど。でも、う〜ん、舞さんをクリアしないと隠れた人の過去が分からないのもありかな?とも思うし。(後述で訂正)

やっぱり北川くんエンドはやっぱりありませんでしたね。

攻略法以外の事前情報無しでPlayしたので計画性がないですが、もし、これを見て始めようという人がいれば
名雪ちゃん→栞ちゃん→舞さん→隠れた人→真琴ちゃん→あゆちゃん
の順番でシナリオを見ることを勧めたいと思います。(舞さんをクリアしないと隠れた人のエンディングを見れないため訂正)

エンディングは無いですが、お近付きになりたい魅力的なサブキャラクターもいいですね。全部隠れた人みたいにエンディングを作り込むのは大変だから、仕方ないのでしょうけども。

総括ですが、○に18のマーク入りの方が売れるからですかね? 映画の区分けのことが話題になっていて感じたのですけど。このゲームにHなシーンって無くても十分成り立つと思うし。(“Hなシーンの無い”Kanon 全年齢対象版が発売されました)

元は取れたかな? 損した気分にはならないのは良い事だと思います。

(補足):“アルジャーノン”って言葉を使っていますが、意味するところは分かっていただけますか?
アルジャーノンに花束をを参照してみてください。短編も長篇もどちらも私はお勧めします。

WANI-NET上で発表した物を再構成・加筆しました。


Kanon オリジナルサウンドトラック

Kanon オリジナルサウンドトラック

Kanon Arrange best album 「recollections」

Kanon Arrange best album 「recollections」

Last regrets/風の辿り着く場所

Last regrets/風の辿り着く場所

Kanon メモリアルエディション 全年齢対象版

Kanon メモリアルエディション 全年齢対象版

Kanon ~Standard Edition~ 全年齢対象版

Kanon ~Standard Edition~ 全年齢対象版

Kanon 全年齢対象版

Kanon 全年齢対象版