パソコンは『ブォ〜ン』とか『グォ〜ン』と、やかましい。静かな方がやっぱり良い。でPC無音化計画などを参考にして手持ちのSOLDAMが販売したケース MT-PRO1000(初期型) をいじってみました。
“MT-PRO1000”(初期型)とは?
星野金属工業株式会社製のアルミニウムケースです。電源はSeventeam製 MODEL:ST-301HR が搭載されています。
作りは確かに良いのですが、いかんせん初期の製品のためか電源ランプとHDDアクセスランプのカバーが赤色なのに使われているLEDが緑色と黄色なので、光が透過せず表示が見えないという間抜けさです。仕方がないので自分で高輝度赤色LEDと取り替えました。 |
もともと付属の電源 Seventeam製 MODEL:ST-301HR の付いた後面の画像です。 ご覧の通りの配置なので電源を交換するとなると、一般的な内(吸気)・外(排気) 2ファンタイプの電源を取り付けると内側のファンが上側になってしまいます。その上に天板が載りますと吸気が出来ません。 そのため、吸気ファンが内側平行のタイプか排気1ファンタイプしか取り付けられません。 |
静粛性を求めるのならばアルミニウム素材のケースは不向きですね。
振動系の騒音を抑えるために以下のことをしました。
- ケース軋み音系対策に瞬間接着剤(サラサラの低粘度タイプ)4g 100円(税別)をケースの接合部の隙間に流し込みました。
- 日本特殊塗料の「オトナシート」東急ハンズ広島店で2400円(税別)をケース側板に貼りました。
“オトナシート”とは?
[↑の画像に左下にある小袋は別に購入したワッシャです。付属品ではありません。]
日本特殊塗料の「オトナシート」。大きさは(30cm×40cm)です。ずっしりと重いですが少しやわらく曲がります。
パソコンパーツ店では親和産業の「静かシート」(店頭売価は3280円ぐらい)をよく見かけますが、材質はパッと見る限り同じと思われ製造元が一緒ぽい感じです。
MT-PRO1000側板 加工前 MT-PRO1000側板 加工後
- CD-ROMドライブとケースの間にはゴムシートを挟み
見えにくいけれどもケースから支えが出ている上にゴムシートを載せています。
- 固定にはゴムワッシャを挟んでネジ止めしました。
騒音元の上からDVD-ROM,CD-ROM,CD-R&RWの各ドライブの横からの固定にゴムワッシャを挟んでネジ止めしています。
[2004年10月28日追記]
東急ハンズ広島店で購入し、この画像にあるようにケースに取り付けたゴムワッシャですが、天然ゴムのためか、劣化しひび割れてしまいました。 よって今は使っておりません。
今ではシリコンゴム製のゴムワッシャを使っています。天然ゴムと違い耐久性はありますが、HDDの動作による振動に対する効果という点では期待していた効果はありません。
空冷ファンの取付に際しケースとの間にシリコンゴム製のシートを使っていますがこちらは少しの効果は有ります。だだし少しだけなので過度の期待は持たないでください。 - ケースの足とパソコンラックの板の間にソルボセイン材を挟みました。
これで振動系の騒音は減衰しますが、ファンの風切り音系は減りません。振動系が減った分、風切り音が目立ってしまいます。
ケース前面に取り付けていたファンを外し、後面だけにしました。
熱対策のため、他の電源,CPU,CD-Rドライブ,グラフィックカードにそれぞれ付いているファンについては手をつけていません。電源とグラフィックカードのファンは静かです。CPUとCD-Rドライブについては音が大きいのですが信頼性を考えるといじるのは危険だという判断です。
HDDとDVD-ROM,CD-ROM,CD-R&RWの各ドライブへの配線は通気をよくするためにスマートケーブルでの接続に切り替えています。