- RD-VH7PC アンプ・レシーバーの機能およびコストパフォーマンスはコンピュータオーディオとしてはとても良い。
- RD-VH7PC スロットイン方式CDプレイヤー はCDを稀に損傷してしまう可能性がある。
- SOTECのサポートは時間がかかったが一応対応はしてもらえた。
- MANGAZOO.COM,IncはCDにある Mail Address に mail しても返事が1カ月も過ぎないと来ない。
【はじめ】これまで、コンピュータからの音声出力はSONYのミニハイファイコンポーネントシステムMHC-J500を通して聴いていました。
このところ、アンプ部分(TA-J500)にあるヘッドホン端子が傷んで接触不良をおこして左側の音が出ません。 見たところ交換部品は手持ちでは無いし広島では入手できそうもありません。 デオデオ宇品店から修理に出しました。 見積もりの連絡では 『申し出たヘッドホン端子の不具合以外のCDピックアップ・カセットデッキモーター交換・リレー交換が修理見積に上げられていて修理費は33700円(税別)』 『ヘッドホン端子の不具合のあるアンプ部分のみの場合、修理費は7700円(税別)』 修理中止にして他の機種を導入することにしました。 赤い点線で囲んだ部分が問題のヘッドホン端子のモジュールです。 |
YAMAHA | RP-U200 | の2製品も検討はしましたが、高価格でチョット手が出せません。 |
AP-U70 |
【購入】熟慮の末、コスト・パフォーマンス比が良いと思われる SOTEC VH7PC を購入することにしました。
VH7PCは CDレシーバーアンプ RD-VH7PC と スピーカー LS-VH7のセット商品です。
2002年10月17日の深夜に注文書をFAX送信しました。
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2002年10月19日には宅配されて来ました。 |
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実際に製造したのはSOTECではなくて KENWOOD なので安心です。 これを店から持ち帰りをするには重さは14.6kgもあるし、かさばるし大変じゃないでしょうか? |
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今回の注文品は“箱破損品”での特価品だったのですが、見る限り破損箇所は画像の1か所だけでした。中身にはダメージはなく、これで3000円引ならばお得な感じがします。そのかわり保証期間が3カ月になってしまいます。 |
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上蓋を開くと“WPC EXPO2002 の招待状”と“商品のサポートに関する重要なお知らせ”という題のチラシが入っています。 到着日の10月19日午後5時には“WPC EXPO2002”は終了です。広島から東京まで行くにしても間に合いませんね。 |
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スピーカー LS-VH7 とスピーカーケーブル2m×2 梱包 |
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CDレシーバーアンプ RD-VH7PC の梱包 |
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付属品の数々。 |
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梱包の袋から取り出したところ。すでに縦置き用に足がセットされています。 |
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黄色い紙は「縦置き設置についてのご注意」。 標準で縦置き用に足をつけているのだから“横置き設置についてのご注意”という案内の方がよいのでは? |
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縦置きにした場合。 |
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空冷ファンは
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注意書きから判断して横置きにするため付属の6角レンチで脚を取り外しているところです。 |
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底面から見た画像。後脚が前に移動しても始めから固定して取り外せない脚があります。 |
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脚のパーツと6角レンチです。 |
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横置きにする場合、この位置に前脚を取り付けます。 |
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前脚取付後の画像です。 “Designed for Windows”シールが少し隠れてしまいます。 |
FMとAMのアンテナとスピーカーはそれぞれMHC-J500の物を流用することにして配線しました。
チューナーの性能はMHC-J500の時よりも良い感じです。FM放送で雑音が入りまくりだった局の雑音が消えて聞こえました。
ヘッドホンでは再生時にノイズが乗るというwebを見ていました。手持ちのヘッドホンSONY MDR-31 オープンエアー型ではノイズを感じる事はなかったのですが、SONY MDR-CD480 密閉ダイナミック型 では無音時に小さいとはいえ『サァー』というノイズが聞こえてきます。コンピュータのSound Blaster Live!から直にMDR-CD480を接続しても無音時には同様に『サァー』というノイズが聞こえるので仕方がないのかもしれません。
音はデフォルトでいわゆるドンシャリな[N.B.2]という音質補正がかかった状態です。[N.B.1]というモードもあるのですが、私はドンシャリは嫌いなので、音質補正はリモコンの操作で解除しました。リモコン操作でしか音質補正モードは変えられません。
Windows 98SE と Windows XPで USBモード での再生を試みてみました。
SOTEC の web から拾ってきたドライバーを組み込みます。これで Windows XPのデバイスマネージャ上で(!)マークが出なくなるだけなのですが、それだけ改善を望む声が多かったのでしょうか。
音が出なくて焦りましたが、ドライバーがインストールされたデフォルトの状態では音量(ボリュームコントロール)が中間にセットされていて音量が小さかっただけでした。
wavファイルは正常に再生されました。しかし、コンピュータのCD-ROM Drive PLEXTOR PX-40TSからの再生を試みましたが出来ません。これはPLEXTOR PX-40TSがWindows標準の状態ではデジタル再生が出来ないので仕方ないのでしょう。
当初の予定通り Sound Blaster Live! からの出力を TAPE/AUX の入力に接続して使うことにします。やはりデフォルトの状態では音量が小さかったのですが、RD-VH7PC 側の入力レベルを持ち上げれば今までと変わらない音量になりました。
SONY SS-J500AV スピーカー付属のケーブルは貧弱なので、RD-VH7PCとの配線を交換することにしました。
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左側が従来の線、右側今回交換したノーブランドの線 |
OFCなんたらとか、有名ブランドの製品でなくて、ただ太い線なので、今までの細い線との違いがあまり分かりません。ほんの少し音が大きくなったような気がします。
【まとめ】このところSONYのミニハイファイコンポーネントシステムMHC-J500を アンプ兼目覚まし時計 として使っていましたので、その代替機の役目は十分に果たしています。それと置き場所を随分と小さくすることができました。
あとは、耐久性とSOTECのアフターサービスが心配な点ですね。
【リンク】
【追補 ソーテックとMANGAZOO.COM,Inc(コミックス・ウェーブ)の対応 】
心配が的中? ソーテックのサポートは時間がかかったが対応はしてもらえました。
2002年11月5日にRD-VH7PCでこのCDプレイヤーでは始めて 『「ほしのこえ」 The voices of a distant star オリジナルサウンドトラック』 CDを→再生聴いて→取り出しただけなのに…、外周部2か所に亀裂が入っていてガッカリです。
すごく気に入っているので、不当な取り扱いをした覚えもないのに!
なんだよ、この仕打ちは!
CD PLAYER はスロットイン方式なのですが、これに問題があるのでしょうか? いままでも他の音楽CDを再生した限りではこのような損傷は発生していません。
トレーローディング方式のCD PLAYERでは発生しないヒビの入り方です。
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『「ほしのこえ」 The voices of a distant star オリジナルサウンドトラック』 |
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「ほしのこえ サウンドトラック」DISCの表面。 下側のケースは撮影のため黒い物に変えています。 |
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「ほしのこえ サウンドトラック」DISCの裏面。 “CWCD-0001 Made in Taiwan IFPILH72”の表示。 赤破線○が傷の場所 下側のケースは撮影のため黒い物に変えています。 |
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「ほしのこえ サウンドトラック」DISCの裏面、亀裂1 下側のケースは撮影のため黒い物に変えています。 |
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「ほしのこえ サウンドトラック」DISCの裏面、亀裂2 下側のケースは撮影のため黒い物に変えています。 |
『CD側か機械側の問題か複合技なのか?』知りたくて、CDのジャケットにあったMANGAZOO.COM,Inc(コミックス・ウェーブ)の問合せ先にmailしたら、“Warning: could not send message for past 4 hours”というメッセージが
Mail Delivery Subsystem から送られて来ました。念のためMANGAZOO.COM,Inc(コミックス・ウェーブ)のwebにて公開されている問合せ先にmailを送信し直しました。
SOTECにもmailしましがが、やっぱり放置されているのか無しの礫。
やっぱりトレーローディング式の方が良いのかな? 信号が記録されている領域まで傷が入っていないので、再生に支障を来たす事態にまではなっていないけれども、とっても嫌な感じ。
2002年11月12日 SOTECからmailがありました。内容は『現時点ではハードかメディアか原因の判断ができない。他のユーザーから同様の問合せは無い。同様の不具合が発生しているか、詳細を連絡されたし』(要約)でした。
もし、RD-VH7PCのハードウェアの故障だったら大事なCDを実験で潰すことになるし、耐久テストはしていません。捨ててもいいCD-ROMを3〜4枚出し入れした限りではヒビ・亀裂は入っていませんでした。
CDの問合せ先MANGAZOO.COM,Inc(コミックス・ウェーブ)からの返事はありません。
2002年11月21日 音楽CDを4〜5枚再生してみましたが、損傷はおこっておりません。
SOTECからmailの返事は『もし、ハード的不具合でメディアが破損してもメディアの保証はしない。RD-VH7PCを交換したい』(要約)でした。交換日時の打ち合わせをするための時間指定を返信するようにということで11月23日を指定しました。
この製品の故障・誤操作・不具合などによって発生した次に掲げる損害などの付随的損害の保証につきましては、当社は一切 その責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。 ● お客様または第三者がテープ・ディスクなどへ記録された内容の損害 ● 録音・再生などのお客様または第三者が製品利用の機会を逸したことによる損害 54ページ 保証とアフターサービス より
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2002年11月23日 午後4時過ぎにSOTECのサポート部門から電話があって11月27日午後6時から午後9時の間にVH7PC(全体)を交換するということになりました。
2002年11月26日 設置したRD-VH7PCを撤去して箱にVH7PCとして再梱包しました。
2002年11月27日 午後6時過ぎに日本通運「スーパーペリカン便 パソコンポ」で送られてきたVH7PCと交換しました。
さっそくRD-VH7PCを再設置しました。
なお、今回の梱包に“商品のサポートに関する重要なお知らせ”という題のチラシは箱に入っていませんでした。
損傷したCDの問合せ先MANGAZOO.COM,Incからの返事はありません。
2002年12月8日 サーチエンジンでRD-VH7PC および 『 「ほしのこえ」 The voices of a distant star オリジナルサウンドトラック』 CDで同じような不具合が発生報告があるか調べてみましたが、この page しか報告が無いようです。
損傷したCDの問合せ先MANGAZOO.COM,Incへmailしてから1カ月経過しましたが、返事はありません。
2002年12月9日 いっこうに損傷したCDの問合せ先MANGAZOO.COM,Inc(コミックス・ウェーブ)から返事がないので、やむなく「ほしのこえ」非公式掲示板に
“『「ほしのこえ」 The voices of a distant star オリジナルサウンドトラック』CDで不具合が発生する可能性がある”という内容で投稿しました。(削除されるとは思っていなかったから控えをとっていなかったので、原文は載せられません。たぶん、こんな内容だったと思います。冷静に書いたつもりだけど過激だったのかもしれません)
“同様の不具合はないのか? 尋ねたい”
“MANGAZOO.COM,Incのmailを無視する対応への憤り”
2002年12月10日 2002年12月9日の投稿は「ほしのこえ」非公式掲示板の管理人の方に削除されてしまいました。
仕方がないので↑の内容の投稿をしました。
私自身の愚痴のガス抜きですんで『今回の措置も仕方ないかなぁ』とは思います。
私の大好きな「ほしのこえ」とは直接関係してないですから…。
私としてはMangazoo社から返事が来ればそれで納得したんですよね。
CD PLAYER販売側の対応については私の方で確認しております。
助言ありがとうございます。(抜粋)
ここにいたり、損傷したCDの問合せ先MANGAZOO.COM,Inc(コミックス・ウェーブ)からようやく返事がありました。 内容は『返事が遅れたことへのお詫び。プレイヤーが原因でCDは損傷したのだからプレイヤーをご購入された店舗に、苦情を申し出て欲しい。CD自体の交換は購入店に申し出て欲しいが製品の不具合とは認められないので購入店での交換はできないと思われる。ただし、返答の遅れもあり、CDを良品と交換したい』(要約)でした。
CDへの亀裂の入りから考えるとRD-VH7PCが原因という見解も理解は出来ます。
ともかく、CDを交換してもらえるのは願ったり叶かなったりなので『送料着払いでの返送』というありがたい条件もあり、手持ちの材料で梱包して着払い料金が10円安かったゆうパックで送付先のコミックス・ウェーブ社に発送しました。
2002年12月12日 たしかめーるサービスによるとコミックス・ウェーブ社に 14:54 に配達されました。
2002年12月19日 コミックス・ウェーブ社からヤマト運輸「宅急便」にて交換されたCDが届きました。
2002年12月21日 CDを検証してコミックス・ウェーブ社に私から送信したmailの内容を以下に書きます。
拝啓 貴社ますますご清栄の段、お慶び申し上げます。
さて、代替品としてお送りいただいた“「ほしのこえ」サウンドトラックCD”を
すでにSOTEC社より代替品として届き、交換していた SOTEC KENWOOD RD-VH7PC で
1回、再生いたしましたところ正常に排出され、また傷・ひび割れは入っていませんでした。
まずは、このことをお知らせいたします。
こちらといたしましても、御社からは
『プレイヤーが原因で損傷が発生したわけですから、プレイヤーをご購入された
店舗に、苦情を申し出て頂ければ、今後のトラブル発生は回避できるものと
存じます。』との見解を遅まきながら、いただきました。
すでにプレイヤー購入先のSOTEC社からはプレイヤー交換前に
『弊社と致しましても、メディア側の不具合か、ハード的不具合かの判断が難しい状
態で御座います。
特定のメディアでの不具合とのことで御座いますので、メディア側の問題の可能性が
高いと思われます、
弊社でもshirusu様にてお試しいただいた際、もし、ハード的不具合でありメディアが破
損してしまってもメディアの保証は致しかねてしまいます。』(抜粋)
との見解を示しており、これ以上の原因究明はおこなえそうもありません。
私といたしましては今後、「ほしのこえ」サウンドトラックCD の再生はCDを損傷させ
るリスクの大きいスロットインローディング方式のRD-VH7PCの再生ではなく、
リスクの少ないトレーローディング方式のプレイヤーで再生することにしようと思い
ます。
この度は、特別のお計らいにて代替品のCDを送っていただき、ありがとうございまし
た。末筆ながら、貴社の一層のご繁栄を心からお祈り申し上げます。
敬具
(抜粋)
【追補 まとめ】 SOTECとMANGAZOO.COM,Inc(コミックス・ウェーブ)という二つの会社のユーザーサポート体制をかいま見る貴重な経験が出来ました。
どうなることかと一時は思いましたが、2002年内に一応解決して良かったです。
ほしのこえ The voices of a distant star オリジナルサウンドトラック
- 作者: アニメ
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2002/05/24
- メディア: CD
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