週刊水曜日[Hatena Blog]

ブログのタイトルは「週間」ではなくて「週刊」なの。

♪はーりぼて、はーりぼて〜、超巨大な、はーりぼて♪


尾道向島のロケセットは基本は解体みたいですので、移設についてはあまり期待しないほうが良いと思います。

尾道の映画資料館と小道具とか分け合って“実物大の資料”としての砲身とか機銃座が呉に行くかも?ぐらいで。

もともとのロケセットの公開は映画の宣伝と観光客の誘致で解体費ぐらい稼いじゃおうという趣旨ですし、恒久施設ではないですから維持費の方が高くなってしまうでしょう。



初出:『犀の目工房』HPの掲示板 2006/05/17 (水) 07:05 2035




『男たちの大和/YAMATO』ロケセットについて、私のところでは行き方についての画像は載せましたが、セットの画像は撮影したのですが掲載しませんでした。

だって夢を壊してはいけないと思ったので。

『男たちの大和/YAMATO』ロケセット下部構造

順路の終着点でセットの下部構造が、かいま見られるようにしてあったのです。空きドックに本物に比べればずっと軽いはずのセットをビル工事よりは多いぐらいの鉄骨を組んで支えるようにしていました。だから、木造というのはちょっと違うと思います。

映画用のセットならもっとチープにも出来たんでしょうけど甲板は本物のような良質で分厚い物ではないけど、ちゃんとした木を使っていました。砲塔とか艦橋下部とかは見たところ、たぶん薄いんだろうけど鉄板で覆われていました。

だから、なんとか展示物としての質はあったのだと思います。

セットは本物の全長の2/3の長さの再現でも大きいですし、ロケ地選定の経緯が紹介されていたのを見た覚えがあるのですが、尾道向島の廃工場というのは良い選択だと思いました。

私自身は制作者プロデューサの角川春樹さんは、うさんくさくて好きじゃないんですが。



後知恵だと思いますが、戦艦大和を建造する事による技術力は向上したかもしれないけれど作らないで船団護衛艦船を大量建造とかした方が良かったのでは?って思います。

でもリソース配分がどうとかよりも、戦争の終わらせ方をきちんと考えないで戦争を始めた事が一番の問題ですね。



初出:『犀の目工房』HPの掲示板 2006/05/20 (土) 09:59 2057