承前:私のところにもATOK2008のダイレクトメールが届きました
岩波書店からも「広辞苑 第六版 DVD-ROM版」が発売されていますが、登録ユーザ向け価格が設定されている
と、私のところにもATOK2008のダイレクトメールが届きましたに書いたように、安心していたのですが、
「広辞苑第六版」の「芦屋」の項目で、地名を説明する記述に誤りというもので、2月13日の
岩波書店→ 謹告 → 『広辞苑第六版』お詫びと訂正── 2008年1月22日でも確認しました。
では、今、私が使っている「広辞苑 第五版 Ver.2.0 for Windows」ではどうなっているのか?
あしや【芦屋・蘆屋】 ①兵庫県南東部の市。阪神間の住宅地。もと精道村の大字の名。万葉集の菟原処女うないおとめ、在原行平と松風・村雨の伝説などの舞台。人口7万9千。となっています。
[広辞苑第五版]
って、第五版の時から違うって事では?
もう、ついでなので、さすがに電子辞書ではないから使っていなかった「広辞苑第三版(第三刷)」を書棚から引っ張り出してみました。
あしや【芦屋・蘆屋】 ①兵庫県南東部の市。阪神間の住宅地。もと精道村の大字。万葉集の菟原処女(うないおとめ)、在原行平と松風・村雨の伝説などの舞台。
[広辞苑第三版]
つまり、〝少なくても第三版の時から記述に謝りがあった〟って事で、長い間、間違っていると指摘する人はいなかった、ということになりますね。
“伝統の辞典でも間違いはあるかも?”いうことで使わないといけないという教訓となりました。
この間違い、反岩波書店派(?)のメディアがwebでは短く伝えているようです。
でも、webで一番詳しい記事を載せているのは地元ということで神戸新聞の
「広辞苑」誤記見落とし半世紀 芦屋の解説、実は須磨という記事によると、初版(第一版)からの“間違い”でした。
2008/01/20 09:01
また、山形新聞の
広辞苑にまた記述ミス 長井の男性指摘、第2刷から訂正へという記事によると、
2008年1月31日(木) 13:07
第六版で新たに収録された「横隔膜ヘルニア」の項目で、
×『胸腔(きょうこう)』
○『腹腔(ふくこう)』
との間違いがあるそうです。
そのためか、2008年2月2日に
岩波書店→ 謹告を参照したら
『広辞苑第六版』お詫びと訂正── 2008年1月22日の項目が削除されているのを確認しました。
2008年2月2日 追記
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