週刊水曜日[Hatena Blog]

ブログのタイトルは「週間」ではなくて「週刊」なの。

“Clydesdale”バブルを興したいのだろうか?“はてなキーワード”に遊ばれる{2014/03/25}

前フリ

文部科学省文化庁公式サイトにて公開されている「外来語の表記(平成三年六月二十八日内閣告示第二号)」の前書きと本文を私なりに理解すれば、〝外来語カタカナで表記する際には、一般的には第1表。なるべく原音に近く書きたい時には第2表を使うという「よりどころ・ガイドライン」としてくださいね。とはいえ専門分野や個々人の表記までは強制しようとか否定しようとするものではないですよ〟ということになると思います。
ということで、スコットランド発券銀行である「Clydesdale Bank」について、日本語の公式な表記というのは無いけれど親会社の「ナショナルオーストラリア銀行」の日本語公式サイトでは「クライスデール銀行」となっているので、日本語の表記ゆれについては「Clydesdale Bankふりがなは「くらいすでーるばんく」にしてリダイレクトすることによって吸収しようという作業を行いました。


本題

id:barnumkouka さんにおかれましては、スコットランドで使われている言葉に詳しいらしく「Clydesdale」の日本語表記は「クライヅデール」という、日本語サイトではほぼ二人ぐらい barnumkouka さんともう一人? しか使われていない表記を「はてなダイアリー」でSEOすべくリダイレクトを駆使する形で集約する活動をされたようです。
結果として「はてなダイアリー」で「最新キーワード」を表示する設定にしている方々を中心に検索エンジン 約:90件「クライヅデールなんとか」が表示されるようになった模様です。
このような状況を作り、ダチョウ倶楽部のネタの前フリよろしく、スコットランドに対して知識の無い私に対して「Clydesdale Bank」にて行ったような作業を行うことを求められているのでしょうか?

オチ

私は眠いので寝ます。今日も仕事だし。


リアクション

コメントを受けての追記:2014年3月25日 23:14

id:barnumkouka さん、こんばんは。
> 表現は何のためにやってるんですか?
私は嘘をつけない人間のつもりですので、かえって barnumkouka さんを怒らせる懸念もありますが正直に答えますとまさに barnumkouka さんにコメントをいただき、あなたのお考えを知りたいためです。どうもお忙しいところコメントありがとうございます。
Clydesdale」が地名だと気づかせていただいたことについては感謝しております。

>「クライヅデール」というカナ表記は間違いなんでしょうか?
外来語の表記」を私流に解釈した結果、「個々人の表記までは強制しようとか否定しようとするものではないですよ」というのが今の私の考えであり、完全な正解もなければ間違いもない。「前フリ」の部分で伝えたつもりです。私の力の無い文章で誤解を生んだようであれば、申し訳ありません。

> 他の「Clydesdale」を「クライスデール」と表記することに賛同してませんよ。
承りました。

私が本題で書きたかったのは日本語表記は複数あるだろうけれど「Clydesdale horse」「Clydesdale Terrier」という原語に集約しないで「クライヅデール・ホース」「クライヅデール・テリア」にリダイレクトする編集を当初されていた意図が私にはわかりかねるので、自分が推している表記法のみが優位であるという「SEO」を意図しているのかな?という私の眠りかけの頭の推測を書いた次第です。

>「-des(英語)」のカナ表記は「ヅ」「ズ」「デス」の三つだと思います
との barnumkouka さんにお考えについては私としてはもちろん尊重しますが、「外来語の表記」第1表・第2表に「ヅ」が入っていないからなのか? 日本語サイトにおいて「クライヅデール・なんとか」というのは表記として少ない現状であることはお認めになるということでよろしいでしょうか? また「第三者言及可能性」については重視しないお考えのようですが、検索数はまったく参考にもならないのでしょうか?
barnumkouka さんの「ヅ」の表記が正解で「外来語の表記」は間違いである。
> 数さえ多ければ、嘘でも良いってことになりますし。
というお考えということなのでしょうか?

日本語・外来語の表記ゆれという問題については、日本語を書く人・はてなダイアリーはてなブログで、どのような表記で書くかという問題では正解というのはない。と私は思っています。表記ゆれについては「場当たり的」との指摘がありましても「第三者言及可能性」について考慮しつつ、最近知ったけれど「外来語の表記」とか「外来語(カタカナ)表記ガイドライン」というのも参考にしてその都度、そのキーワードについて判断していくしかないのではないのでしょうか?
>原則を示すべきじゃないんでしょうか
について答えを書いてみたつもりですが、barnumkouka さんが納得されるかは別として伝わりましたでしょうか?

スコットランドに対して知識の無い私」という部分については、私と比べるとしたら『ネットで検索した程度』と barnumkouka さんは謙遜されていますが〝相対的〟に私よりも深く調べられておられ、キーワードとして登録されており素直な気持ちを珍しく書いたのですが、いつも斜に構えたヘンな文章を書いている私が、眠いからと素直に書いたことで混乱されたということでしたら、お詫びいたします。

ということで、寝ます。お休みなさいませ。


初出:コメント 2014/03/25 23:14


関連記事
はてなキーワード「正しい日本語」「乱れた日本語」の定義に思う
“第三者言及可能性”は考慮しなくても良い?“はてなキーワード”に遊ばれる{2014/03/27}
“はてなキーワード”のヘルプに書かれていない〝Wikipedia〟連係機能と項目名

文部科学省
外来語の表記
文化庁
外来語の表記
テクニカルコミュニケーター協会
外来語(カタカナ)表記ガイドライン[PDF]