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私にとっての統一地方選挙2011{広島市南区}

1日、冷却期間をおきましたが、〝統一地方選挙について忘れないうちに私なりのまとめをしておきたい〟と思います。
猿猴川の堤防「桜」とポスター掲示場

広島市
平成23年(2011年)4月10日執行統一地方選挙 投開票結果

広島市選挙管理委員会のデータを基に、マスメディアでは“有効投票数”から“得票率”を算出するようですが、私は“無効投票(白票など)”も含めた“投票総数”から“得票率”を算出しました。


広島県議会議員 広島市南区 定数3 - 候補4

広島県議会議員一般選挙 広島市南区 投票数・得票率
投票総数 52493
有効投票数 50663
無効投票 1830
(3.49%)
広島県議会議員一般選挙 広島市南区 得票率
広島県議会議員一般選挙 広島市南区 定数3−候補4
  得票数 得票率 氏名 年齢 会派 新旧 当選回数 役職・職業など
当選 17813 33.93 中本隆志(なかもと・たかし) 52 自民刷新会議(自由民主党 公認) 5 自由民主党広島県連 副幹事長
当選 16194 30.85 中原好治(なかはら・こうじ) 44 民主県政会 4 民主党広島県連 幹事長
当選 10440 19.89 窪田泰久(くぼた・やすひさ) 34 良政未来会(自由民主党 推薦) 2 商工関連団体顧問
6216 11.84 大浜博幸(おおはま・ひろゆき) 59 無所属 - 空手道場経営

大浜さんは、現職の壁を突き崩せませんでした。私は“無投票”にならなかった点を評価しています。


広島市議会議員 広島市南区 定数7 - 候補11

広島市議会議員一般選挙 広島市南区 投票数・得票率
投票総数 52490
有効投票数 51261
無効投票 1229
(2.34%)
広島市議会議員一般選挙 広島市南区 得票率
広島市議選 南区 定数7−候補11
  投票数 得票率 氏名 年齢 / 生年月日 会派 新旧 当選回数 職業など
当選 8582 16.35 中本弘(なかもと・ひろむ) 80 / 昭和6年(1931年)2月21日 自由民主党 11 有限会社中の棚萬歳役員
当選 7764 14.79 元田賢治(もとだ・けんじ)(川崎賢治) 56 / 昭和25年(1950年)8月21日 自由民主党 3 行政書士
当選 6391 12.18 渡辺好造(わたなべ・こうぞう) 54 / 昭和31年(1956年)5月19日 公明党 2 公明党広島県本部幹事
当選 6154 11.72 松坂知恒(まつさか・ちこう) 48 / 昭和34年(1959年)3月16日 民主党 3 医師
当選 5664 10.79 酒入忠昭(さかいり・ただあき) 73 / 昭和12年(1937年)10月16日 無所属 5 町内会長
当選 5017 9.56 八軒幹夫(はちけん・みきお) 52 / 昭和34年(1959年)1月1日 無所属 1 保護司
当選 4544 8.66 中原洋美(なかはら・ひろみ) 55 / 昭和30年(1955年)8月12日 日本共産党 3 党県委員
2677 5.10 近江誠司(おうみ・せいじ) 55 / 昭和31年(1956年)1月12日 無所属 - おうみ店主
2154 4.10 下井良昭(しもい・よしあき) 63 / 昭和22年(1947年)6月18日 無所属 - 有限会社デンスケ代表取締役
1827 3.48 瀬木寛親(せぎ・ひろちか) 46 / 昭和39年(1964年)10月28日 みんなの党 - 有限会社アンビシャス代表取締役
487 0.93 新本均(しんもと・ひとし) 61 / 昭和25年(1950年)2月1日 無所属 - 二川不動産代表者

地盤・看板がある現職の壁を市議会議員選挙でも突き崩せませんでした。「選挙公報」を発行する条例が制定されていない現状では、今まで投票行動をした事がないような有権者も含めた“票の掘り起こし”というような活動をしないと新人の方は、厳しいですね。
ブログを開設したとしても、“読んでもらう”“共感してもらう”ところまで持っていかないといけないわけで、大変な事ではあります。


広島市長選挙

広島市長選挙 広島市 投票数・得票率
投票総数 453091
有効投票数 443286
無効投票 9805
(2.16%)
広島市長選挙 得票率
広島市長選挙 広島市 投票数
  得票数 得票率 氏名 年齢 /
生年月日
会派など 新旧 役職・職業など
当選 165481     36.52 松井一実 58 /
昭和28年(1953年)1月8日
無所属
(自由民主党 推薦・公明党 推薦)
厚生労働省中央労働委員会元事務局長
117538     25.94 豊田麻子 45 /
昭和41年(1966年)3月18日
無所属
(民主党社民党などが支援)
広島市副市長最高情報責任者
90464     19.97 大原邦夫 61 /
昭和24年(1949年)10月27日
無所属
政治団体「広島からのうねり」設立者)
広島市市議会議員
37986     8.38 桑田恭子 49 /
昭和36年(1961年)11月29日
無所属 広島市市議会議員
20084.463 4.43 大西理 45 /
昭和41年(1966年)2月8日
日本共産党 日本共産党広島県委員会常任委員
11732.531 2.59 前島修 37 /
昭和48年(1973年)9月29日
無所属
政治団体「広島おさむる会」会長)
中電技術コンサルタント株式会社社員

2007年の広島市長選挙とは違い、私は2011年3月18日「広島市長選挙立候補予定者マニフェスト型公開討論会」を傍聴することができましたので、会場でのお話と「広島市長選挙選挙公報」を参考に投票行動をしました。なにやらローカルテレビ局でも深夜に立候補予定者の討論番組を放映したそうですが、テレビを見ない情報弱者の私は後日知ったぐらいです。
それでは、雑感を書きます。

前島修さん、〝詩人〟〝詳しくはホームページで〟も構わないのですが『インターネットを閲覧する環境がない』という方も居ますし、わかりやすく伝えるということをお考えになった方がよいのではないでしょうか?
ハッキリと〝広島でのオリンピック開催〟を提案されていたのは分かったのですが、4年前より電波系が強くなっていると感じました。
荒木実さんの後継狙いだったのでしょうか?

大西理さん、日本共産党ということをブレが無く体現されている印象でした。日本共産党を支持していない層にもリーチする必要はあると思います。次はどの選挙に出られるのか分かりませんが、せっかくの“はてなダイアリー”なのですから、日本共産党の殻の中に籠もるのではなく、毎日ではなくても活動状況を伝えることは続けられた方がよいと思います。

桑田恭子さん、よく勉強されていることは伝わったのですが、佐伯区ローカルだけではない広島市全体に対して知名度不足はどうしようもなかったようです。
公式ホームページの“SEO”が上手くいっていないと示唆していましたように、情報戦で“元最高情報責任者”に負けてしまいました。
現時点で公式ホームページは書き換わっておらず、次へ向けての出遅れ感があります。

大原邦夫さん、2007年の広島市長選挙の次点ということで、知名度はそれなりにあったはずですが、3位となりました。
着眼点は良かったのですが、政治団体の設立が地域政党ブームに乗っかった急ごしらえの感は否めず、市議会議員選挙との連携も不発に終わりました。

豊田麻子さん、副市長兼最高情報責任者を辞任して出馬したのですが、〝広島でのオリンピック開催〟前島修さんの様に“賛成”でもなく、“反対”でもない。『みなさんの意見を聴いて…』って官僚的な曖昧な態度に見えて、副市長だったことを否定できないから仕方ないのかもしれません。
フランスに書記官として赴任していたことも、海外ばかりで国内を顧みないのか?と思われても仕方ないでしょう。
広島市中区の歩道上にある自転車
自転車を使うのは良いことだと思うのですが、こういうのを見ると〝ダメだ〟と思いました。

松井一実さん、〝分裂していない自由民主党公明党が推薦すれば造作もない〟と傲慢にならないようにお願いしたいです。


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